どうしてITは悪くなったか

先に書いておきますが、僕は自社開発オンリーなバイトプログラマなので
以下のような環境で働いているわけではありません。
なので以下のような現場を実際に見たことはありません。
なのですが、そこらにあふれている情報をちょっと集めると想像ができます。



ITといえば、かつては金持ち、頭良さそうなどの良いイメージがもたれていたはずだ。
株を買ったことがない人がライブドア株を買ったりもした。


ではなぜ、ITは現状のようになってしまったのか。
それは、「人月」という悪魔の錬金術による結果だ(たとえるなら、砂を拾って砂鉄を作るようなものだ)。
人月とは、ソフトウェアの完成時期を算出する方法だ。ひいては納期でもあり、費用の概算を見積もる方法となる。
「10人月の仕事があったとするとき、1人でやれば10ヶ月かかる。5人でやれば2ヶ月でできる。」
という人数と月をかけるだけの単純な計算だ。


人月というずさんな見積もり
この単純な計算には、重大な落とし穴がある。
プログラマ一人一人の能力差をまったく無視しているのだ。
人月という計算に当てはめることで、さも「誰がやってもそのくらいの時間がかかる」かのようにしてしまっている。
開発者たちの能力によって価格や納期が決まるのではない。
”あらかじめ価格と納期が決まっている”のだ。
専門的な仕事を依頼するには「技術料」が発生することを忘れてはならない。
今は減っているかもしれないが、「実務未経験のプログラマ大歓迎」の求人広告を見かけることがよくあった。
これは安い人材をかき集めて他社に売り飛ばそうという魂胆だったのだろう。
現在では「人月」に変わる方法として「工事進行基準」というものが考えられている。遅すぎるだろ…常考


ではなぜこのようなやり方が広まったのだろうか?
理由はセキュリティの観点から…ということらしい。
実際は当座の資金集めといったところだろうか。人を売れば金になるのだから簡単だ。
このような業態が常態化してしまえば、自社勤務での請負開発は案件自体が少なくなる。
そしてこのような形態は「偽装請負」の温床となります。
偽装請負とは、通称なのですがよく使われます。


偽装請負とは?



(続きはまた今度 書きますです。。。)