現在の日本の不況は来るべくしてきた

現在の日本の不況の根源は派遣と派遣法のあり方に顕れていると思う
まず、派遣というものは何も生産しない。


経済が健全であるには、
   1.他社に競合する商品を、独自の機能をつけたり、既存の製品より優れた性能にするなどして市場に回す
   2.研究し、これまでにない商品を新規開発する
という企業努力が必須だ。
ところが、派遣は1でも2でもない。つまり、派遣を働かせることで、会社が作る商品の価値が上がるわけではない。
派遣という雇用形態は、経済に貢献しないのだ。
もし、「派遣によって雇用が生まれているじゃないか」という人間がいれば、そいつはきっと人を喰う嘘つきに違いない。






派遣は経済に貢献しないと書いたが、それどころか悪なのだ。
派遣を使うメリットは人件費(会社的には「物件費」扱いか)が安くつくこと。
それならいい。それだけならいい。
問題は、労働者を派遣した派遣会社の取り分が法律で定められていないらしいことだ。
これにより派遣労働者が十分な収入を得られない。
収入が十分でないということは、可処分所得が少なくなり、買い物を控えるようになる。
  ⇒ 物が売れなくなる。
  ⇒ 会社の売り上げが少なくなる。
ということだ。
これが今の日本で起こっている不況の根っこにあるのだと思う。




それにしてもこの派遣法の制定には、腹黒い人間が裏で暗躍しているように思えてならない。
経団連のような腹黒い悪魔 が。。。